弊社では、AWS SAAの取得に向けた技術研鑽会を実施しており、2名の社員がSAAを取得しました。
1名はIT業界に未経験で転職し、4カ月でSAAを取得しました。
以下、本人のブログになります。
こんにちは。AstaTrustの瀧です。
今回は、IT未経験・知識ゼロからスタートした私が、4カ月でSAAに合格するまでの道のりについて書いていきたいと思います。
まず、私がなぜ医療業界から未経験のIT業界に挑戦しようと思ったのかについてお話ししたいと思います。
医療に携わる仕事に興味を持っていた私は、自然と医療職を目指すようになり、国家試験にも合格して、長年の夢であった医療従事者として働き始めました。
働き始めると、手術の準備で早朝から出勤したり、救急対応で深夜まで仕事をしたり、休日でも待機業務があってなかなか休めなかったりと、実際はとても過酷で、毎日がヘトヘトでした。
そんな中で、ある方との出会いが私の人生を大きく変えるきっかけとなりました。
その方は長年IT業界で活躍されており、仕事の話をするときにはいつも楽しそうでした。在宅勤務や自由な働き方、さらには給与面の話を聞き、「なんて自由で魅力的な職業なんだ」と感じました。
その方の影響もあり、私は医療業界でこのまま頑張るべきか、それとも新たな道に進むべきか悩んだ末、医療の仕事を辞めIT業界に挑戦することを決意しました。
まず初めに、AWSの資格「SAAを取得する」という目標を掲げました。
IT知識ゼロの私がこの業界でチャレンジしていくためには、資格を取っておいた方が有利だと思い、挑戦することにしました。
ここから、私が資格取得に向けて行ったことを説明します。
①「AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書」を読む
まずは主要なサービスの説明を読み、AWSが何なのかを理解しました。
②並行してUdemyで実際に環境を構築し、サービスを使用して理解を深める
私が視聴した動画です。
・超初心者がゼロからIT基礎知識とAWSの基礎力を獲得する講座【AWS操作を通してインフラやIT知識を獲得】
・AWSで学ぶ!マイクロサービス入門
③Ping-tで演習問題を解く
700問以上の問題が無料で解け、解説も丁寧だったので、勉強しやすかったです。
④UdemyのAWS演習問題を解く
ちなみに私が解いた問題は以下です。
・【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
≪実際の実施期間≫
1カ月目
①、②で勉強して、復習もかねて③を行う
知らない単語ばかりだったので、分からない単語はすべて調べてノートにまとめていました。
2、3カ月目
③、④でたくさん問題を解いて解説でしっかり復習を繰り返し行う
※
④Udemyを最初は頑張って解いていましたが、難易度が高すぎてモチベーションが下がりそうだったので、3カ月目からはPing-tのみで練習を実施することにしました。
4カ月目
③をひたすら解きまくる
各サービスごとに絞って問題を解いたり、改めて1つ1つ丁寧にサービスの概要を理解したり、ミスした問題は翌日に再度解き、理解していることを確認しました。
Ping-tはトップページに自分のレベルが記載されており、問題を解いた分だけレベルが上がっていくので、それもモチベーションになりました。
試験前日
③ですべての問題を解く、AWS公式の練習問題を解く
Ping-tには「未出題」、「ミス」、「ヒット(正解)」、「コンボ(2連続正解)」という項目ごとに分けることができるので、全ての問題がコンボになるようにたくさん解きました。
特に、「【試験レベル】Well-Architected Frameworkに基づいた設計」の問題を試験1週間前くらいから毎日全問解いて、理解を深めました。
AWS公式の練習問題があることを前日に知ったので、練習問題をすべて解きました。
試験当日
前日にミスした問題や、AWS公式の練習問題をもう一度解く
試験が午後からだったので、朝早くから問題を解きました。
試験会場までの移動中には①の本で各サービスの復習を行いました。
≪試験で感じたこと≫
まず一番に思ったことは、時間が思ったよりも早く感じました。
問題を1問ずつしっかり読んで解いていたら、あっという間に時間が経過しており、最後はスピード上げて解きました。見直す時間を残せなかったので、とりあえず全問解いて、一番最後に悩んだ問題について考えたりすれば良かったなと思いました。
試験の問題は、私的にはUdemyの練習問題より簡単で、Ping-tの「【試験レベル】Well-Architected Frameworkに基づいた設計」と同等くらいのレベルだと感じました。
初めて聞くサービスの名前もちらほら出てきますが、焦らず解いていけば大丈夫です。
試験を終えて、はっきり合格する自信はありませんでした。
ですが、合格が約7割(720点)ということもあり、それならもしかしたら受かっているかも?というような気持でした。自分でやれることはやったし、全く後悔はなく、むしろ達成感でいっぱいでした。
そして試験当日の夕方にメールが届き、合格していることが分かりました。
最初は、AWSのサービス名以前にIT用語が全く分からず、なかなか勉強も思うように進みませんでした。
覚えることが多くて、大変でしたが、実際にAWSに触れながら勉強することで理解も深まり、段々と分かることが増えて楽しく勉強することができました。
合格したことはもちろん嬉しいですが、これはゴールではなく、ITエンジニアとしてのスタート地点に立ったに過ぎません。
AWSのサービスは日々進化しており、学び続けることが不可欠です。これからは、実務を通じてさらに知識と技術を磨き、より多くの課題を解決できるエンジニアを目指していきます。
また、私のように未経験からIT業界への挑戦を考えている方々にとって、この体験が少しでも参考になれば嬉しいです。
学習を続けていれば必ず成果は出ますし、ITの世界は努力を裏切らない分野だと実感しました。
これからも挑戦を続け、より一層成長していけるよう頑張ります!
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